「初心者向け」世界5大ウイスキーの違いを解説します。

ウイスキー

こんにちは!おもちブログをご覧頂きありがとうございます。

当記事はアルコールに関わるコンテンツを紹介しているため、20歳未満の方の閲覧は控えて頂くようお願い致します。

さて、コロナ禍で外に飲みに行きにくい昨今、自宅でお酒を飲む機会が増えていると思います。

このブログではそんな方に向けて、自宅でもウイスキーを美味しく楽しめるコンテンツを紹介しています。

ウイスキーは味や香り、見た目の美しさやボトルもかっこいい物が多く、口、鼻、目で楽しめるお酒です。

しかしそれだけではなく、ウイスキーの歴史や生産者の情熱や努力を知った上で飲むと味もさることながら魅力を感じることが出来るのです。

またウイスキーは糖質が含まれていないため、ダイエット中でも飲めるお酒として年々人気が上昇しています。

タイトルにもありますが、世界5大ウイスキーと呼ばれるウイスキーの生産が盛んな国があることをご存知でしょうか?

スコッチウイスキーのスコットランド

アメリカンウイスキーのアメリカ

アイリッシュウイスキーのアイルランド

カナディアンウイスキーのカナダ

そしてジャパニーズウイスキーの日本

この記事ではこれら世界5大ウイスキーの特徴や違いなどを分かりやすく解説します。

普段何気なく飲んでいるウイスキーがどんなウイスキーなのか知った上で飲んでみると味の感じ方が変わって面白いですよ!!!

少し自己紹介させてください。このブログを運営しているおもちと言います。ボクはウイスキーが大好きで年間1000杯ウイスキーを飲んでいます。

毎日のようにウイスキーを飲んでその味の違い、個性を感じて楽しんでいます。

そんなボクが大好きなウイスキーについて解説しますのでぜひ最後までご覧下さい。

ウイスキーとは

まずはウイスキーというお酒がどういった物なのか解説します。

ウイスキーの定義

①ウイスキーには原料に大麦、小麦、トウモロコシなどの穀類のみを使用すること

②麦芽の酵素による糖化、酵母による発酵、蒸溜を行った蒸留酒であること

③木樽(オーク樽)にて熟成を行なうこと

上記3点がウイスキーと呼ばれるお酒に該当するために必要な条件になります。

これも元に世界各国で独自の製造方法、法律などで制定されていたりと派生して独自のウイスキーが誕生し世界5大ウイスキーと呼ばれています。

世界5大ウイスキーとは

スコッチウイスキーのスコットランド

アメリカンウイスキーのアメリカ

アイリッシュウイスキーのアイルランド

カナディアンウイスキーのカナダ

ャパニーズウイスキーの日本

スコッチやバーボンなど名前を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか?

某人気マンガでお酒の名前がコードネームになっていて聞き慣れている方も多いと思います。(笑)

知らない方からしたらスコッチというお酒、バーボンというお酒といった形でお酒の種類が違うと思われている方もいらっしゃると思いますが、お酒としてはすべてウイスキーというお酒の中のカテゴリ別に分けた通称になります。

この5カ国のウイスキーが世界各国に流通するようになり、やがて世界のウイスキー通を魅了するようになりました。

そして各国のウイスキーが評価され世界5大ウイスキーと呼ばれるようになるほど成長を遂げたのです。

より詳しくウイスキーの歴史を知りたい方に向けた記事はこちら

スコッチウイスキー

最初にスコッチウイスキーについて解説します。

スコットランドのウイスキー「スコッチ」とは必ずスコットランド内で蒸溜、熟成を行ったウイスキーをスコッチウイスキーと呼びます。

蒸溜のみをスコットランドで行い、樽詰めして別の国で熟成などしてしまうとスコッチというウイスキーとは呼べなくなります。

これには理由があり、ウイスキーの熟成とはその熟成過程において樽がある環境(気候や風土)がウイスキーに多大な影響を与えるためスコットランドの自然豊かで気温が高くなリすぎない環境がウイスキー造りに適しているためです。

・スコッチウイスキーの定義

①原料に大麦麦芽(モルト)やそれ以外の穀物を使用し、スコットランド内で蒸溜、熟成を行なう事。

②アルコール度数94.8%以内で蒸溜すること

③原酒を700ml以下のオーク樽に詰め、最低熟成年数3年以上熟成すること

④最低瓶詰めのアルコール度数を40度までとすること

上記4点がスコッチウイスキーの定義になります。

普段何気なく飲んでいる年数表記がないスコッチウイスキーでも3年以上は熟成されているのです。

ウイスキーは一般的な人間の味覚に合う様に瓶詰めされる前に水で薄めているので、ほとんどのウイスキーが40度前後に調整されて販売されています。

蒸溜を行った殆どのウイスキーは60度前後で樽に詰められて熟成を行っています。

水を加えないで瓶詰めしたウイスキーの事をカスクストレングスと言います。

これらのスコッチウイスキーの定義はスコッチウイスキー法という法律があり、スコッチウイスキー法に則って製造されているため、ウイスキーの品質維持が徹底されているのです。

ウイスキーといえばスコッチと呼ばれるほどなので誇りを持って製造しているという事が感じ取れます。

アメリカンウイスキー

続いてアメリカンウイスキーについて解説します。

その名の通りアメリカ合衆国で蒸溜、熟成を行っているウイスキーの総称です。

アメリカで製造し、ウイスキーとして販売する為にも、アメリカンウイスキーの定義を守る必要があります。

バーボン」という単語を聞いたことがある方も多いのでないでしょうか?

「バーボン」とはアメリカンウイスキーの中のカテゴリの1つです。

「バーボン」と呼ばれるカテゴリにも定義が存在し、その定義に当てはまる様に製造する事でバーボンと名乗ることが許されるのです。

・バーボンウイスキーの定義

バーボンウイスキーの場合も法律で定義が定められています。

①バーボンは主原料にトウモロコシを51%以上使用すること

②アルコール度数80度以内で蒸溜を行なうこと

③オーク樽の内側を焦がした(チャーリング)新樽で熟成を行なうこと

④瓶詰めアルコール度数は最高62.5度以下に抑える事

というのがバーボンウイスキーの定義です。

勘違いされがちなのがケンタッキー州で造られていないとバーボンと呼べないという方がいますが、上記の定義をクリアしていればバーボンウイスキーを名乗る事が出来ます。

もともとの発祥がケンタッキー州バーボン地方で造られたのがルーツでそのまま「バーボン」と呼ばれるようになったのです。

・アメリカンウイスキーの定義

①原料に穀物を使用する。

②アルコール度数95%以下で蒸溜する。

③オーク樽で熟成させる。

④アルコール度数40度以上で瓶詰めする。

上記4点がアメリカンウイスキーの定義です。

「バーボン」との大きな違いは、原料にトウモロコシを51%以上使用する縛りがありません。

なので穀物であれば何を使っても良いのです。

極端に言ってしまえばスコッチのように、モルト(大麦麦芽)のみでウイスキーを作る事が可能なのです。

実際にアメリカン・モルト・ウイスキーといった物が商品化されています。

③スコッチとの熟成年数の違い

ここで気になるのはアメリカンウイスキーには熟成期間の決まりがないという事だと思います。

厳密には2年以上熟成したバーボンを「ストレートバーボン」と呼べる定義は在りますが、スコッチほどの縛りはありません。

ですが、「バーボン」の場合、まずオークの新樽を使うことが義務付けされています。

新樽という事は、樽由来の成分がより早く中の原酒に移ります。

そして樽の内側を焼く事で更に樽の成分を原酒に移りやすい様にしているため、スコッチのように熟成期間の成約がないのです。

またアメリカの気候とスコットランドの気候では熟成にかかる期間が異なります。

気温が低い場所で熟成を行なうとゆっくり原酒に樽の成分や土地由来の風味が移って行きますが、気温の高い場所で熟成を行なうと熟成の進むスピードが早くなるので一概に熟成が長ければ良いという解釈でも無いのです。

ジャパニーズウイスキー

続いてジャパニーズウイスキーについて解説します。

5大ウイスキーの中ではまだまだ歴史の浅いのがジャパニーズウイスキーですが、数々の日本のウイスキーがウイスキー品評会で賞を受賞し人気を博しています。

海外でも絶大な人気を誇っており、ジャパニーズシングルモルトなどは定価を大きく上回る価格で売買されていたりもします。

ジャパニーズウイスキーと呼ぶにはスコッチやアメリカと違い、法律がないためあくまで、「日本洋酒酒造組合」という団体が決めた定義に当てはまるウイスキーのみをジャパニーズウイスキーとするというもので、日本のメーカーから販売されているウイスキーがすべてジャパニーズウイスキーと呼べる訳ではありません。

少々ややこしいですよね。

ジャパニーズウイスキーの定義

①原料に必ず麦芽を使用すること(少量でも可)

②日本国内で採取した水を使用する事

③日本国内で蒸溜すること

④700ml以下のオーク樽に詰め、日本国内で3年以上熟成すること

⑤瓶詰めは日本国内で行なう事

日本のウイスキー造りはスコッチに大きく影響を受けています。なのでスコッチウイスキーの定義と似ていますが、法律で定められているわけではないため、上記5点を守っていなくてもウイスキーとラベルに載せる事は可能です。

また醸造用アルコールにウイスキーを混ぜて販売しても商品名にウイスキーと載せる事も可能なため、中にはウイスキー100%では無いものもウイスキーとして販売されています。

商品ラベルの原材料にモルト、グレーンの他にスピリッツと記載されているウイスキーはこれに当たります。

アイリッシュウイスキー

アイリッシュウイスキーはアイルランド国内で製造されているウイスキーの総称です。

その歴史はスコッチよりも長いのですが、日本ではあまり飲まれていません。

とても美味しいウイスキーも多く在りますが、スコッチ、バーボン、ジャパニーズに比べると日本では影に隠れてしまっている印象にあります。

・アイリッシュウイスキーの定義

スコットランドの隣国なだけ合って製造方法はスコッチとかなり似ています。

①原料は穀物を使用すること

②麦芽に含まれる酵素で糖化すること

③酵母を使用し発酵させること

④蒸溜する際はアルコール度数を94.8度以下にすること

⑤700ml以下のオーク樽に詰めアイルランド国内で3年以上熟成させること

⑥瓶詰めする際のアルコール度数は40度以上にすること

上記6点がアイリッシュウイスキーの定義になります。

酵素で糖化や酵母で発酵はどのウイスキー造りでも必須工程なので行われているのですが、アイリッシュウイスキーの定義には条件として掲げられています。

スコッチとの違い

ほとんど製造方法が同じなスコッチウイスキーとアイリッシュウイスキーの違いはどういった点なのか解説します。

大きな違いとしてスコッチは2回にわたり原酒を蒸溜にかけるのが基本なのに対し、アイリッシュは3回蒸溜が基本です。

スコッチの場合2回蒸溜で原料の旨味やクセなどをあえて残す製法をしていますが、アイリッシュは3回蒸溜を行い、原料のクセを減らす製法を取っているためアイリッシュウイスキーはかなりライトでスムーズな飲みやすいウイスキーが多いです。

飲みやすいウイスキーが多いのが最大の特徴です。

カナディアンウイスキー

最後にカナディアンウイスキーについて解説します。

日本では最も影の薄いウイスキーです。

アメリカの禁酒法時代に摘発を逃れるために生産者がカナダに移住して製造されるようになったというルーツがあります。

カナディアンウイスキーの定義

①カナダ国内で蒸留、熟成を行うこと

②原料に穀物を使用し麦芽の酵母などで糖化、酵母で発酵を行い蒸溜を行う事

③700ml以下のオーク樽で3年以上熟成を行う事

④瓶詰めの際にアルコール度数を40度以上で行う事

⑤カラメルまたはフレーバリングしても良い

他の国のウイスキーとの違いは⑤です。

カナディアンウイスキーは原料にトウモロコシを多く使用した「ベースウイスキー」とライ麦などを多く使用した「フレーバリングウイスキー」という物をブレンドして作るブレンデットウイスキーがほとんどで「ベースウイスキー」はクセが少ない様に製造し、ライ麦を使った「フレーバリングウイスキー」はスパイシーな味わいになるためこの2種類ブレンドすることでとても軽快で飲みやすい物が多いのがカナディアンウイスキーの特徴です。

世界5大ウイスキーのオススメ銘柄

世界5大ウイスキーの特徴などは理解できたけど何から飲めば良いか分からないと言う方に向けてボクがオススメする各国のウイスキーを紹介します。

1スコッチウイスキー「フェイマス・グラウス」

フェイマス・グラウスは本場スコットランドでとても人気のブレンデットスコッチウイスキーです。

豊かな香り、フルーティーで甘い、ドライな後味で食事に合わせても良し、食後にじっくり一杯でも良し、優秀すぎる一本です。

オススメ飲み方、ハイボール

内容量700ml

アルコール度数40度

2アメリカンウイスキー「バッファロートレース」

バッファロートレースはバーボンウイスキーになります。

これぞバーボンと呼べる旨味があります。

バーボン特有の強いバニラ香、蜜のような甘さ、樽由来のウッディな味わい。

オススメの飲み方、ストレート、ロック

内容量750ml

アルコール度数45度

3ジャパニーズウイスキー「スペシャルリザーブ」

スペシャルリザーブはキーモルト(味の核になる原酒)に白州蒸留所の原酒を使用した、ブレンデットウイスキーです。

大人気で手に入りにくい「白州」の原酒を使用しているだけあって、その味は白州を思わせる爽快さがあります。

オススメの飲み方、ハイボール、ロック

内容量700ml

アルコール度数40度

4アイリッシュウイスキー 「ジェムソン スタンダード」

「ジェムソン」はアイリッシュウイスキーで最もメジャーなウイスキーになります。

カクテルの「アイリッシュコーヒー」には必ずこの「ジェムソン」が使用されています。

とても軽やかで、滑らかな口当たりでこれぞアイリッシュウイスキーのスタンダートと呼べるウイスキーです。

オススメの飲み方、ハイボール

内容量750ml

アルコール度数40度

5カナディアンウイスキー「カナディアン・クラブ」

カナディアン・クラブはカナディアンウイスキーの代表格です。

クセがなく、ライウイスキー特有のスパイシーさがありスタンダートなカナディアンウイスキーです。

オススメの飲み方、ハイボール

内容量700ml

アルコール度数40度

現在Amazonで購入出来ないですが楽天市場で購入が可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか

世界5大ウイスキーの特徴や違いを解説させて頂きました。

中には製造方法など法律で定められているほど、ウイスキーの品質維持を国で管理されています。

スコッチウイスキーやアメリカンウイスキーは種類や蒸溜所が他に比べ、段違いに多いため法律として定めていないと品質が低下してしまう恐れがあるためなのです。

5大ウイスキーに入っていない国でもウイスキーは製造されていて台湾やインドのウイスキーも話題になっています。

数年後には世界6大ウイスキーや7大ウイスキーなんて呼ばれる様になっているかも知れません。

世界5大ウイスキーの違いを知った上で飲んでみると面白い発見や好みのウイスキーを見つける事が出来るのではないでしょうか?

ウイスキーに限らずお酒は適度に自分のペースで楽しむ物です。

過度な飲酒、人に無理に勧める行為は控えて楽しみましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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