こんにちは!おもちブログをご覧頂きありがとうございます。
当記事はアルコールに関わるコンテンツを紹介しているため、20歳未満の方の閲覧は控えて頂くようお願い致します。
当ブログは「お家でウイスキーを楽しもう!」をコンセプトに、ウイスキーの情報やオススメ、知識などを発信しています。
こんな方の悩みを解決します。
ウイスキーに興味があるけど種類がたくさんあって何を飲めば良いかわからない方
シングルモルトが飲んでみたいけど何を飲んでいいかわからない方
ザ・グレンリベットって名前は聞いた事があるけど、どんなお酒か興味がある方
本記事ではこんな悩みを抱えている方に向けてシングルモルト入門にオススメのグレンリベットと言うウイスキーの歴史や味わい、オススメの飲み方を紹介していますのでぜひ最後までご覧下さい。
コロナ禍でお店にお酒を飲みに行きにくい昨今、家でハイボールなどウイスキーを楽しみたいと思っている方も多いと思います。
ウイスキーは味や香り、見た目の美しさやボトルもかっこいい物が多く、口、鼻、目で楽しめるお酒です。
しかしそれだけではなく、ウイスキーの歴史や生産者の情熱や努力を知った上で飲むと味もさることながら魅力を感じることが出来るのです。
普段何気なく飲んでいるウイスキーがどんなウイスキーなのか知った上で飲んでみると味の感じ方が変わって面白いですよ!!!
またウイスキーは糖質が含まれていないため、ダイエット中でも飲めるお酒として年々人気が上昇しています。
少し自己紹介させてください。このブログを運営しているおもちと言います。ボクはウイスキーが大好きで年間1000杯ウイスキーを飲んでいます。
毎日のようにウイスキーを飲んでその味の違い、個性を感じて楽しんでいます。
そんなボクがシングルモルト入門としてオススメの一本「ザ・グレンリベット」というウイスキーを紹介させて頂きます。
グレンリベットとは
まずはザ・グレンリベットついて解説して行きます。
ウイスキーの本場スコットランドには数多くの蒸溜所が存在していてその数は現在でも稼働している蒸溜所は110以上あります。
その中の1つにグレンリベット蒸溜所が在ります。
グレンリベット蒸留所は創立1824年、今から197年も前から稼働している蒸留所でもうすぐ200年になる歴史ある蒸留所です。
1824年以前から蒸留所は存在していましたがその時代はスコットランド国内ではウイスキーの製造販売に多額の税が課せられていたため、スコットランド国内の蒸留所はほぼすべて密造酒の製造工場だったのです。
そんな中、1823年に酒税法の改正が行われ翌年の1824年、グレンリベット蒸留所は政府公認第一号の蒸留所としてウイスキーの製造を認められたのです。
ウイスキーの歴史について詳しく書いた記事はこちら
グレンリベットの創業者、ジョージ・スミスは密造時代からその界隈の人々からは「ジョージの作るウイスキーは品質が良く素晴らしい」と、とても評判でその噂は時の国王ジョージ4世の耳にまで届くほど、国王ジョージ4世も密造時代のグレンリベットを手に入れて愛飲していたと言われています。
国王ジョージ4世はグレンリベットの味わいに惚れて後ろめたさなしに何の問題もなく飲めるようにするために酒税法の改正に踏み込んだとも言われています。
1824年に最初の政府公認の蒸留所になったグレンリベットですが公認後は順風満帆とは行きませんでした。
その当時からスコットランド内でウイスキーを密造している業者がたくさんいたため、その者達はジョージ・スミスを妬み、命を狙っていたとも言われていてジョージは肌見放さず2丁のピストルを所持していました。
このピストルはそんなジョージを称え、今でもグレンリベット蒸留所に飾られています。
さらに密造時代からそのウイスキーの品質の高さは有名でしたが政府公認という肩書までついたグレンリベットのその名の知名度を利用する者達も現れ、本当のグレンリベット以外のウイスキーもグレンリベットと名付け売られる様になってしまい、本物のグレンリベットと偽物のウイスキーの判別がしづらくなってしまう始末、今でも現存する有名ウイスキー銘柄もこの当時はグレンリベットを名乗って売り出されていました。
今ではかなりの知名度を誇るマッカランなどもこの時代は密造酒でグレンリベットという文字をラベルに書いて売り出していたほどです。
この自体に終止符を打つためにスミス家はついに訴訟をお越し勝訴します。
こうして本物の”GLEN LIVET”(グレンリベット)のみ名前の最初に”THE”という文字を記す事を判決で認可され、偽物のグレンリベットと判別出来るようにし本物との区別化に成功したのです。
こうして政府公認第1号の蒸留所としてウイスキーの製造許可されたグレンリベットは全てのシングルモルトの原点と呼ばれるようになったのです。
シングルモルトとは
ウイスキーを飲みだした方は必ず耳にするようになるシングルモルトという言葉ですが「シングルモルトって何?」と思う方もいると思うのでここではシングルモルトの意味を解説します。
ウイスキー用語のシングルモルトとは、大麦を発芽、発酵、蒸溜、熟成、瓶詰めとウイスキー作りの全ての工程を1つの蒸留所で行われたウイスキーの事をシングルモルトと呼べるようになります。
シングルモルトのシングルとは1つの蒸留所という意味で、モルトは大麦麦芽という意味で、原料に大麦麦芽のみを使用して作られたウイスキーの事をシングルモルトと言います。
シングルモルトは1つの樽から瓶詰めされていると思わている方もいると思いますが、それは間違った認識です。
シングルモルトの場合でも1つの蒸留所で製造され様々な樽で熟成を行ったモルトウイスキー原酒達をブレンド(バッティング)して味を調整しています。
1つの樽のみを使用し瓶詰めをおこなったウイスキーは”シングルカスク”と呼ばれます。シングルカスクは1つの樽のみに詰められたウイスキーを瓶詰めするので、その分コストや量に限りがあるため希少価値が高く、高価なウイスキーになります。
大麦麦芽100%のウイスキーはモルトウイスキーになりますが、例えば様々な蒸留所で作られたモルトウイスキーをブレンドして瓶詰めした場合、そのウイスキーはブレンデットモルトウイスキーになります。
ブレンデットモルトウイスキーに更にグレーンウイスキーを混ぜると、ブレンデットウイスキーと呼ばれる様になります。
グレーンウイスキーとは原料に穀物(トウモロコシや小麦など)が使用されているウイスキーです。
この様に、シングルモルト、ブレンデットモルト、ブレンデットウイスキーと分類が分かれています。
僕の愛するブレンデットウイスキー「バランタイン」を紹介している記事はこちら
そんな中でシングルモルトは1つの蒸溜所で作れれているため、その蒸留所の個性がウイスキーに現れます。
原料の大麦の産地や発芽の行い方、大麦麦芽の乾燥方法や蒸留器の形、使用する樽、バッティングの技術などその蒸留所ごとで方法が異なるためシングルモルトは良い意味で個性的で味が解りやすいウイスキーと言えます。
以上がシングルモルトについての解説になります。
そしてそのシングルモルトの入門として最もオススメするウイスキーが”ザ・グレンリベット12年”なのです。
ザ・グレンリベット12年
シングルモルト入門としてオススメする一本、グレンリベット12年を紹介します。
入門と言っても初心者向けということではなく、それだけ完成度が高いウイスキーです。
ウイスキー愛好家も数多くこのグレンリベット12年に魅了されていて僕もとても好んで愛飲しています。
アメリカンオークのバーボン樽を使用して熟成させたウイスキーでバーボン樽特有のバニラを感じさせる甘い香り、フルーティで華やかな香り、クセがなくとても飲みやすいです。
12年という年数表記がされていますが上記で紹介したように、グレンリベット蒸溜所で熟成させたモルトウイスキー原酒をバッティング(ブレンド)しています。
この12年というのはバッティングに使用しているウイスキーの最低熟成年数が12年という事で表記が12年になっているのです。
なので全てのスコッチウイスキーの年数表記のついたモノ(年数表記なしのモノであっても)でも表記されている以上の年数の原酒が使われている可能性があるのです。
例えば12年表記であっても中身に20年モノのウイスキーも使用されているなど、こう考えるととても夢のある話になりますよね。
まさにシングルモルトの原点と言える味わい深さがありウイスキーに興味を持ち飲みだした方は避けては通れない一本です。
ストレート、ロックでも、もちろん美味しいですが、ハイボール、水割りで飲んでもグレンリベットらしさが残り、バニラ香とフルーティな余韻がスウっと鼻に抜けていきます。
個人的には水割りがオススメな飲み方ですが、いろいろな飲み方を試して頂きたいです。
ウイスキーの飲み方を紹介している記事はこちら
まさにオールラウンダーな一本となっています。
Amazon価格 3648円
まとめ
いかがだったでしょうか
シングルモルト入門として、シングルモルトの基礎知識と入門にオススメなウイスキー「ザ・グレンリベット」の歴史について解説させて頂きました。
グレンリベットはシングルモルトの原点と呼ばれるほどの歴史と完成度を併せ持ち、世界各国のウイスキー愛好家に好まれるウイスキーです。
正直、グレンリベットを嫌いというウイスキー好きに出会ったことがありません。
それくらい好まれているウイスキーなのです。
その中でもグレンリベット12年は値段、味ともに最高の一本です。
12年を飲んでみて気に入ったらこの上の15年や18年を飲んでみるのも面白いですよ。
美味しいハイボールの作り方の記事はこちら
ストレートでウイスキーを楽しむためのグラスを紹介している記事はこちら
最後まで読んで頂きありがとうございました。
おもち
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