[アメリカンウイスキー入門]ジャックダニエルの歴史とオススメの飲み方を紹介

ウイスキー


当記事はアルコールに関わるコンテンツを紹介しているため、20歳未満の方の閲覧は控えて頂くようお願い致します。

当ブログは「お家でウイスキーを楽しもう!」をコンセプトに、ウイスキーの情報やオススメ、知識などを発信しています。

本記事はこんな方の悩みを解決します。

アメリカンウイスキーについて知りたい方

ジャックダニエルというウイスキーについて知りたい方

テネシーウイスキーとバーボンの違いについて知りたい方

ジャックダニエルの美味しい飲み方を知りたい方

本記事ではこのような悩みを抱えている方に向けてアメリカンウイスキーの基礎知識を紹介し、アメリカンウイスキーNo1ブランドであるジャックダニエルの歴史について解説すると共にオススメの飲み方を紹介していますのでぜひ最後までご覧下さい。

コロナ禍でお店にお酒を飲みに行きにくい昨今、家でハイボールなどでウイスキーを楽しみたいと思っている方も多いと思います。

ウイスキーは味や香り、見た目の美しさやボトルもかっこいい物が多く、口、鼻、目で楽しめるお酒です。

しかしそれだけではなく、ウイスキーの歴史や生産者の情熱や努力を知った上で飲むと味もさることながら魅力を感じることが出来るのです。

普段何気なく飲んでいるウイスキーがどんなウイスキーなのか知った上で飲んでみると味の感じ方が変わって面白いですよ!!!

またウイスキーは糖質が含まれていないため、ダイエット中でも飲めるお酒として年々人気が上昇しています。

少し自己紹介させてください。このブログを運営しているおもちと言います。ボクはウイスキーが大好きで年間1000杯ウイスキーを飲んでいます。

毎日のようにウイスキーを飲んでその味の違い、個性を感じて楽しんでいます。

そんなボクがアメリカンウイスキーとジャックダニエルについて紹介して行きますのでぜひ最後まで御覧ください。

アメリカンウイスキー「ジャックダニエル」

ジャックダニエルとはアメリカ合衆国はテネシー州リンチバーグにある蒸溜所です。

ジャックダニエル蒸留所はその歴史も長く1886年創業で今年で創立135年にもなります。

そしてアメリカ禁酒法時代を乗り越え、連邦政府公認、第一号の蒸留所として一躍有名になった蒸留所としても知られています。

しかし面白いことにこのテネシー州インチバーグ地方はこの禁酒法がまだ行政で適応されているためジャックダニエル蒸留所が在る地域一帯は今でも酒類の販売は一切禁止されているのです。

ウイスキー産業が盛んな地域なのに販売できないなんて面白いですよね!

なので製造したウイスキーを別のアメリカの地方や海外へ向け出荷することで利益を得ています。

ジャックダニエル蒸留所 引用:wikipediaより

ジャックダニエルの最もメジャーな一本、ジャックダニエル Old No.7は年間1億5000万本生産されていることから、その人気の高さを伺い知れます。

禁酒法のことやウイスキーの歴史について解説した記事はこちら

ジャックダニエルという名前の由来は、創業者「ジャスバー・ニュートン・ダニエル」のニックネームでジャスパーをジャックと呼ばれていたことから、ジャック・ダニエルとなりました。

ジャスパー・ニュートン・ダニエル氏 引用:wikipediaより

ジャスパーは牧師からウイスキーの製法を学び、現在の蒸留所が建設されている場所に建築を開始したのはジャスパーがまだ16歳の頃だったと言われています。

ジャックダニエル蒸留所の敷地内には天然の鍾乳洞がありそこでは毎分3000リットルの湧き水が湧き出ていてその水を使用してジャックダニエルのウイスキーが作られています。

この鍾乳洞の湧き水はライム・ストーン・ウォーターと呼ばれていて石灰岩により天然の産物で濾過までされているため鉄分を含んでおらずカルシウム、ミネラルを多く含み、ウイスキー作りにとても適した水となっています。

ジャックダニエルの原料比率はトウモロコシが80%、大麦麦芽が12%、ライ麦が8%で構成されています。

アメリカンウイスキーにおいて、ウイスキーの原料の穀物の構成比率の事をマッシュビルと言います。

マッシュビルを公表していないアメリカンウイスキーもありますが、マッシュビルを知った上で飲み進めると味の捉え方が変わり面白いのがアメリカンウイスキーの魅力でもあります。

アメリカのウイスキー=バーボンと思われている方も多いと思いますが、ジャックダニエルはバーボンではなく、テネシーウイスキーというアメリカンウイスキーの一種になります。

バーボンウイスキーとテネシーウイスキーの違い

ジャックダニエルは「テネシーウイスキー」と説明しましたが、アメリカンウイスキーの中で最もメジャーである「バーボン」との違いについて説明します。

バーボンウイスキーの定義

バーボンウイスキーとして販売するためには法律で定義が定められています。

①バーボンは主原料にトウモロコシを51%以上使用すること

②アルコール度数80度以内で蒸溜を行なうこと

③オーク樽の内側を焦がした(チャーリング)新樽で熟成を行なうこと

④瓶詰め時のアルコール度数は最高62.5度以下に抑える事

というのがバーボンウイスキーの定義です。

バーボンウイスキー発祥の地、ケンタッキー州バーボン地方で作っていないとバーボンではない。と思われている方もいると思いますが、この定義をクリアしていればバーボンウイスキーとして販売することが可能です。

しかし、現存のバーボンウイスキーはほとんどがケンタッキー州バーボン地方で作られています。

テネシーウイスキーの定義

では次にテネシーウイスキーの定義について説明します。

①バーボンは主原料にトウモロコシを51%以上使用すること

②アルコール度数80度以内で蒸溜を行なうこと

③オーク樽の内側を焦がした(チャーリング)新樽で熟成を行なうこと

④瓶詰め時のアルコール度数は最高62.5度以下に抑える事

①から④まではバーボンと同じ定義ですがテネシーウイスキーの場合ここから定義が追加されます。

⑤テネシー州内で作られていること

⑥チャコールメローイングを行っていること

以上がテネシーウイスキーの定義になります。

「テネシー州内で作られていること」は、その名から想像できると思いますが、「チャコールメローイングを行っていること」は初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。

チャコールメローイングとは

チャコールメローイングとはテネシーウイスキーの製造工程で必ず行われる製法です。

製法内容は北アメリカ原産の木、「サトウカエデ」で作った炭を細かく砕いた物を桶に敷き詰めて作ったろ過器に蒸溜を行ったウイスキー原酒を1滴ずつ垂らして濾過を行うという内容です。

この工程は相当時間がかかり樽詰めする量のウイスキー原酒の濾過になんと6日間もかかっているのです。

年間1億5000万本も販売しているウイスキーですらこのように手間ひまがかかっているのです。

ジャックダニエルにおいて、このチャコールメローイングの事を「ウイスキーを磨く」という風に表現しています。

「ウイスキーを磨く」なんともおしゃれな表現ですよね!!!

この炭の原料「サトウカエデ」は砂糖楓とも言い、その樹液はメープルシロップの原料になるほど糖度が高い木材なのでウイスキーを磨きつつ、サトウカエデ由来の甘みと風味がテネシーウイスキーの個性として生み出されるのです。

ジャックダニエルのラインナップ

ここからはジャックダニエルの入門にオススメしたいウイスキーを2本紹介します。

ジャックダニエル Old No7

ジャックダニエル Old No7は最もポピュラーで愛飲している方が多い一本になります。

年間1億5000万本も販売される、アメリカンウイスキーブランドNo1とまで言われているのはこのOld No7がそれほどまでに愛飲されているからこそです。

Old No7という名前の由来は、諸説ありますが7番目のウイスキー作りのレシピがOld No7になったとも言われていますが、創業者のジャスパーは相当なプレイボーイで恋人が7人いたからなどなど、ジャスパーは生涯独身だったのでプレイボーイというのは本当かも知れませんね!

こういった経緯を知った上でウイスキーを飲むのがとても面白いのです。

オススメの飲み方

・コーラ割り

ジャックダニエルのコーラ割りの事をジャックコークと言い世界中で愛されている飲み方です。

Old No7は「出荷している半分のウイスキーはコーラで割られているのではないか」とまで言われているほどです。

・ロック

ロックで飲むとOld No7本来の味わいが楽しめます。

アメリカンウイスキー特有の強めのバニラ香、メープルの風味、キャラメル、完成度の高いウイスキーと感じることができます。

内容量700ml

アルコール度数40度

飲んでみたいけど価格を抑えたいという方向けにポケットサイズも展開しています。

内容量200ml

アルコール度数40度

ジャックダニエル ジェントルマン・ジャック

ジャックダニエル Old No7を飲んでみて気に入った方はぜひ、ワンランク上のジェントルマン・ジャックを試して頂きたいです。

テネシーウイスキー特有のチャコールメローイングを説明しましたが、このジェントルマン・ジャックは樽熟成を行った後、瓶詰めを行う前に再度、チャコールメローイングを行います。

2度に渡り、チャコールメローイングを行うこの「ジェントルマン・ジャック」は「ザ・テネシーウイスキー」と呼べる代物です。

オススメの飲み方

ロック

ストレート

ベースはOld No7を想わせますが、チャコールメローイングを2回行っていることから風味がより豊かに感じることができます。

名前の通り「ジェントル」より上品なバニラとメープル、焦がしたキャラメルと華やかな香りが広がります。

内容量750ml

アルコール度数40度

まとめ

いかがだったでしょうか

アメリカンウイスキー入門として、アメリカンウイスキーNo1ブランド「ジャックダニエル」の歴史とバーボンとジャックダニエルで有名なテネシーウイスキーについて紹介させて頂きました。

アメリカンウイスキーはとても奥が深く、掘り下げて行けば底なし沼なので、基礎知識として十分な内容で説明させて頂きました。

とても歴史のあるウイスキーなのでこの機会に試してみてはいかがでしょうか

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

おもち

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