こんにちは!おもちブログをご覧頂きありがとうございます。
当記事はアルコールに関わるコンテンツを紹介しているため、20歳未満の方は閲覧を控えて頂ますようお願い致します。
今年ももうすぐ父の日ですね。2021年は6月20日が父の日です。
お父さんがお酒好きだったらぜひ送って頂きたいウイスキーがあります。
それが Old Parr (オールドパー)というウイスキーです。
とても縁起の良いウイスキーで父の日に送るのにピッタリ!!!
この記事ではその理由を解説致します。
少し自己紹介させてください。このブログを運営しているおもちと言います。ボクはウイスキーが大好きで年間1000杯ウイスキーを飲んでいます。
毎日のようにウイスキーを飲んでその味の違い、個性を感じて楽しんでいます。
そんなボクが大好きなウイスキーの一本である[オールドパー]について詳しく解説しますのでぜひ最後までご覧ください。
1オールドパーとは?
オールドパーとは創業者であるグリーンリース兄弟が卓越した技術で作り上げたブレンデット・スコッチウイスキーです。
ブレンデット・スコッチウイスキーとはスコットランドで造られたウイスキーを使い、ブレンダーの技術により造られるウイスキーの事です。
その誕生は1909年、今から110年以上前になります。
作り手であるグリーンリース兄弟はそのウイスキーにある人物のニックネームをつけました。
ある人物というのがイングランド史上最も生きたと言われる[トーマス・パー]という人物で、なんと享年152歳まで生きたと伝えられています。
その愛称がOld(古き)Parr(トーマス・パー)だった事からその名をウイスキーに名付けました。
そこには、末永く生きたトーマス・パーのように後世まで永く愛されるウイスキーであって欲しいという願いが込められています。
実際に今でもオールドパーの瓶には、トーマス・パーの肖像画がラベルにあしらわれていて称えて続けているのが見て取れます。
オールドパーは瓶のデザインにも様々な思いが込められています。
オールドパーの瓶はひび割れたようなデザインになっていてこれを[クラックルパターン]と言います。
これはまだガラス製の瓶が使われる様になる前の容器である、陶製のボトルをイメージして造られています。
ここにも伝統を称え、古き時代を忘れない思いが込められているのです。
そして瓶の最大の特徴であるのが斜めにしても倒れないという点
ここにも意味があり、「決して倒れない」という意味があります。
末永く愛されるように倒れず立ち続けるという想いが込められているのです。
長生きして欲しい、倒れない=健康であって欲しいという意味にも取れる縁起の良い意味がたくさん込められているウイスキーなのでぜひ父の日に贈って頂きたいウイスキーです。
そんなオールドパーが日本にやってきたのは明治初期ごろで岩倉具視率いる岩倉視察団がヨーロッパに派遣された際に岩倉具視がオールドパーの味、決して倒れない瓶の縁起の良さを大変気に入り、日本に持ち帰ったのが始まりです。
オールドパーは明治天皇にも献上され、吉田茂元首相も愛飲したと言われ、当時の上流階級の社交の場には欠かせないウイスキーになりました。
実は日本に初めて入ってきたスコッチウイスキーがこのオールドパーなのです。
オールドパーのラインナップ
ここからはオールドパーのラインナップ4種類紹介します。
オールドパー シルバー
シルバーはオールドパーのラインナップの中で一番安価でお求めやすい一本です。
Amazon価格で2500円ほど
オールドパーの中で一番ハイボールに向いている一本です。
とてもスッキリとした甘さ、フレッシュなフルーツを彷彿とさせる爽やかさそして余韻に鼻を抜けていくスモーキーさは揚げ物や炒め物のお供に持ってこいな一杯です。
オールドパー シルバーはスコットランドの大寒波の夜に外に忘れられた樽。極寒の夜に冷やされた原酒はとてもまろやかでスムーズな味わいに変化を遂げました。
偶然の出来事が重なり誕生した味わいを再現したのがこのオールドパー シルバーなのです。
内容量750ml
アルコール度数 40度
オールドパー 12年
オールドパー12年はオールドパーのラインナップの中で最も歴史の長い一本です。
岩倉具視が持ち帰り日本に広まっていったのがこのオールドパー12年なのです。
12年というのはウイスキーにはその製造工程に必ず熟成という工程があります。
スコッチウイスキーにおいて熟成期間を最低でも3年置かなければウイスキーを名乗る事が許されないという法律があるほどです。
ウイスキーの原酒を樽に入れて長期保管する工程の事を熟成というのです。
12年というのは原酒を樽に入れて12年以上熟成されたウイスキーのみを使用し、様々なウイスキーでブレンドして作られたのがこのオールドパー12年なのです。
ただ樽に入れて保管するだけでウイスキーというお酒は完成しません。
ウイスキーは生き物です。
毎日、状態を確認して樽を動かしたり香りを確認しなければ急に味わいが変化してしまったり使い物にならなくなってしまいます。
そんな繊細な物を12年以上面倒を見て完成するのが12年という表記を許されるウイスキーなのです。
Amazon価格3500円ほど
シルバーに比べ1000円ほど価格は上がりますが、上記の説明でご判断頂きたいですが、ボクはむしろ安いと思います。
こんなにも手のこんでコストもかかっているのにこの金額で楽しめるのは本当にありがたいです。
オススメの飲み方は、ロック、水割りです。
ロックで飲んでもアルコール臭さを全く感じません。
とても甘く蜜を彷彿とさせる濃厚さ、ゆっくり飲み込むとほんのりと磯の風味が鼻を抜けて行きます。
水割りもとても軽やかに口あたりも優しくなり、和食のような料理に合わせると最高の一杯です。
もちろんハイボールもオススメです。
内容量 750ml
アルコール度数 40度
オールドパー 18年
オールドパー 18年は更に熟成年数を重ね、18年以上を樽の中で過ごした原酒のみを使用してブレンドされたウイスキーです。
先ほども書きましたが、こちらは18年以上という月日を毎日ウイスキーの様子を確認し作りあげたのがオールドパー18年なのです。
こんなにも手間がかかる作業、ウイスキー造りに情熱がないとできない作業ですよね。
オススメの飲み方はロック、ストレート(トワイスアップ)
ストレートではテイスティンググラスというウイスキー本来の味と香りを引き立たせるグラスがあるのでぜひそちらを使って飲んで頂きたいです。
まずストレートでその超濃厚な味わいを楽しんで欲しいです。
そして常温の水をほんの少し垂らすとウイスキーはより強く香りを放ちます。
ご自分の口に合う味わいになる様試しながら水の量を調整しながら味わうのもウイスキーの楽しめるポイントです。
またトワイスアップという飲み方があります。この飲み方はウイスキーと常温の水を1;1の分量で割る事をトワイスアップと言います。
よりウイスキーの香りと味が分かる飲み方と言われています。
Amazon価格8300円ほど
内容量750ml
アルコール度数 40度
オールドパー12年から更に値段が上がりますが12年が口に合ったらぜひ飲んで頂きたい一本です。
まとめ
いかがだったでしょうか
オールドパーというウイスキーの歴史とラインナップについて紹介させて頂きました。
152歳という1世紀と半分を生きたトーマスパーの名を名づけ、古き良き時代を後世にも残したいと言う生産者達の想いが込められたボトルは、傾けても倒れないデザインのまま110年という月日を経ても倒れる事なく今も愛され続けています。
父の日に元気で倒れる事なく長生きして欲しい。子から親に送る贈り物としてとてもピッタリなお酒だと思います。
お父さんがお酒好きならこの機会にぜひ贈ってみてはいかがでしょうか?
オールドパーというウイスキーの物語を父に話しながら一緒に飲んでみるのも素敵ですね。
ウイスキーに限らずお酒は適度に自分のペースで楽しむ物です。
過度な飲酒、人に無理に勧める行為は控えて楽しみましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。
おもち
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