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当ブログは「お家でウイスキーを楽しもう!」をコンセプトに、ウイスキーの情報やオススメ、知識などを発信しています。
本記事はタイトルにもあるように、昨今のウイスキーの転売におけるウイスキーの価格高騰についての話と今後の日本ウイスキー業界への悪影響について僕なりの考えを述べる内容となっております。
昨今のウイスキーの転売の横行による価格高騰について
2014年ごろに連続テレビ小説で日本ウイスキー界の父を主人公にしたドラマが放送されたのをみていた方も多いのではないでしょうか。
日本もウイスキー作りに力を入れていて今では世界5大ウイスキーに名を連ねるほど、世界でも注目されているほどで、世界的な品評会では最高金賞を受賞している製品もあります。
ジャパニーズウイスキーは本格的に製造され始めて、100年ほど経ちました。
それでも世界5大ウイスキーの中ではまだまだ日が浅いです。
ウイスキーとは製造販売に至るまでに数年かかってしまうお酒のため需要と供給が比例しなくなってしまっているのが昨今の現状です。
ハイボール需要が格段に上がり、ウイスキーが身近になった今だからこそ、このような問題が出てきてしまったのかもしれません。
サントリーの山崎、白州、響といったウイスキーは原酒不足により出荷制限がかかってしまい、年数表記のある物に関しては終売や休売にまでなってしまいました。
最近注目されている比較的新しい蒸留所のウイスキーもそうです。
こうしてファンは多いが手に入らない事でオークションサイトやフリマアプリ等で定価を大きく上回る金額で売り出されてしまう様になってしまったのです。
転売についてボクが思う事
出荷制限がかかってしまったり品薄な状態のウイスキーの銘柄を見つけた際に転売をする前提で購入している方もいると思います。
実際に白州、山崎などはコンビニ等で定期的にミニボトル(180ml瓶)が販売されるのですが、その度にフリマサイトでは大量に転売品が出品されてしまっています。
本当に、ウイスキーが好きでジャパニーズウイスキーを楽しみたい方の元に届かずに転売目的の方の手に渡ってしまう現状が残念で仕方ありません。
今の現状が続いた場合の将来について
販売メーカーはウイスキーに定価を付け、小売店に卸していますが転売の横行でスーパー、酒屋、ネットショップなどの小売店すらも定価を大きく上回る金額で商品を販売するようになってきています。
通常価格4300円ほどのウイスキーが10000円ほどの値段であったり、限定物のウイスキーでは3倍、4倍の値段をつけていたり小売店も転売市場価格で値段設定する様になってきています。
もちろん定価で販売している小売店も多くありますが、今の現状が続けば定価で販売している小売店もどんどん減っていく事は明確です。
小売店の販売価格が上がったら次は販売メーカーの定価が上がるとボクは考えます。
ウイスキー造りはそもそもかなりの労力が必要です。
そこに原酒不足という問題があるにもかかわらず、ここまで値上げせずにやってきているのは、作り手がウイスキーを心待ちにしている人たちのためを想って取り組んでいる何よりの証拠だと僕は考えます。
にもかかわらず、市場価格は定価を大きく上回る金額となれば、販売メーカーも金額を上げざるを得ない状態になる事でしょう。
現状を変えるためのお願い。
ではどのようにすれば今の現状を変える事ができるのか、ボクなりの考えをまとめました。
1、転売品の購入をしない。
欲しいウイスキーがあるが手に入らない。
どうにかして手に入れるためにオークションやフリマサイトを見る。
出品されているのを見つけ購入する方もいらっしゃると思いますが購入する前に一度、そのウイスキーの適正価格を調べてみて下さい。
適正価格を大きく上回る金額だった場合、購入を今一度考え直してみて下さい。
2、市場でも適正価格を上回る金額で販売されているウイスキーを購入しない
スーパーなどでも適正価格を大きく上回る金額で販売されているウイスキーの購入を今一度、考え直してみて下さい。
プレミア価格でも商品が売れるのであれば、お店としても儲かるので今後プレミア価格が当たり前になってしまう恐れがあります。
まとめ
いかがだったでしょうか
今回はウイスキー転売の横行によってこれからの日本のウイスキー業界の未来にどのような影響を及ぼすのか、ボクなりの考えをまとめてみました。
ここ数年、日本国内に続々と新規蒸留所が作られ新しいウイスキーが発売され始めています。
新規蒸留所は特にウイスキー原酒に限りがあるため、少量生産少量販売でよりボトル入手の競争率が高くなります。
ウイスキー生産者達はウイスキーへの情熱と愛を持って日々手間暇をかけてウイスキー作りに向き合っています。
お金稼ぎ目的の人たちのために作っているわけありません。
転売をしない、させない、買わない、売らない。
日本のウイスキー業界の未来のために、ウイスキーファンとしてできることを考えて日々ウイスキーを嗜みたいとぼくは考えます。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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